フィナステリドを飲み始めたら抜け毛が増えた!なぜ?

フィナステリドによる脱毛とは?

薄毛治療をするためにフィナステリドを服用し始めたのに、逆に脱毛してしまったらショックですよね。
しかし、実はこれありうることなんです。
フィナステリドを服用し始めて1か月くらいすると多くの人が経験する脱毛で「初期脱毛」と言います。
薬の効き目は個人差があり、早いと10日~1カ月もたたないうちに脱毛が開始することもあります。
個人差があると書きましたが、実は脱毛量も個人差があります。
ほとんど抜けなくて気づかなかったという人もいれば、朝起きると枕にバラバラ抜毛があり、血の気が引くような思いをした人もいます。
一般的に1日の脱毛量は多くても通常であれば100本程度ですが、フィナステリドを服用後1日で数百本が一気に抜けたということもあるのです。
初期脱毛の有無について臨床試験などの統計はありませんが、フィナステリドを服用し始めた人のほとんど、70%~80%の人がこの初期脱毛を経験しているようです。

初期脱毛になったら治療をやめた方がいいの?

この初期脱毛は薬によるものですが、ここで治療をやめてしまうのは薄毛治療にとって最もよくないことです。
治療においてこの初期脱毛は想定内の現象で、服用されると医師から必ず説明があります。
もし、初回の処方で説明がなかったとしたら必ず自分から聞くようにしましょう。
この初期脱毛で抜けている毛はもともと抜ける予定であった毛であると言われています。
男性型脱毛症になると、毛髪サイクルの成長期、退行期、休止期に乱れが生じます。成長期が短くなり退行期への移行が早くなります。
そのため髪の成長が不十分で細く弱々しい毛になります。さらに休止期が長くなって毛がなかなか生えてこなくなるのです。
このサイクルで成長が不十分で退行期に入る予定であった毛が一気に抜け出すのが初期脱毛です。
フィナステリドによって毛髪サイクルがリセットされることで脱毛がおこるのです。
ですから、初期脱毛が起こったらそれは毛髪サイクルが正常になりつつあると信じて治療は継続するようにしましょう。

初期脱毛はどのくらいで治るの?

リセットされた毛周期はその後成長期へと移行します。それにはだいたい早くても3ヶ月程度かかると言われています。
個人差もありますので長いと半年ほど次の頭髪が生えてこないという方もいますので気長に待つようにしなければなりません。
そもそも、薄毛治療は長期にわたって継続していかなければならないものです。
初めて数カ月はまだまだ始めたばかりと同じです。

薄毛治療のコミュニティーなどもありますので経験者の話を調べてみるのもよいでしょう。
初期脱毛は薬が効き始めた証拠だからと前向きに取り組んでいる様子が感じられるはずです。
また、初期脱毛に備えて帽子を準備しておく方や、前もって短く散髪してしまう方もいるようです。
備えあれば憂いなしです。個人差はあれど誰にでも起こりうる症状なので、前もって心構えや準備をしておくと焦らずに対処することができます。

気をつけたいフィナステリドとの飲み合わせ

フィナステリドの成分は?

フィナステリドは成分名です。主成分がフィナステリドとなります。
販売名はプロペシアと言います。製造しているのはアメリカのメルク社で、日本ではMSD社により販売がなされています。
うすい赤色の錠剤でMSD社の純正の製品にはMSDと刻印がなされています。
頭髪専門外来で処方された薬はもちろん純正品です。
成人はの用量は1回主成分として0.2mgを1日1回服用します。1日の摂取上限は1mgで医師の判断により年齢・症状で増量したり減量したりされます。
医師と書きましたがmフィナステリドは市販薬ではありません。ドラッグストア等で購入する事はできません。
医師の診断を受け、処方箋を書いていただいて入手することができる薬です。
毎日継続して決まった量を服用しますが、飲み忘れたとしても勝手に2回分を一気に服用してはいけません。
気がついた時にその日の1日分を飲んでください。
また、フィナステリドを服用して1か月程度経過すると初期脱毛と言って脱毛の症状があらわれることがあります。
これは毛髪サイクルが薬の効果により修正され、休止期の毛が一気に抜け出すため起こる症状です。
自己判断で服用をストップしてはいけません。

フィナステリドを飲んではいけない人は?

まず、フィナステリドにアレルギー症状や痒みなどが出たことのある方は控えた方がよいでしょう。
アマフィラキシーショックなどアレルギーが元で起こる症状がでてしまうかもしれません。

また、前立腺がん検診(PSA検査)を受ける予定がある方もフィナステリドの服用は好ましくありません。
なぜならばPSA検査の結果に影響が出てしまうからです。
MSD社の製品情報にもありますが、国内で実施した24歳から50歳の男性型脱毛症患者において、
血清前立腺特異抗原(PSA)の濃度が約40%低下したという報告があります。

また、海外臨床試験では、高年齢層の前立腺肥大症患者へフィナステリドを投与すると血清PSA濃度が約50%低下したとも記載されています。
正確な検査結果が出なくなりますので、服用を一時休止するか、検査前に服用している事実を医師に告げるようにしましょう。

妊娠または授乳中の方の服用やそういった方がご自宅にいる場合も注意が必要です。
乳児や胎児に薬が移行すると性器の発達に障害が出てしまう可能性がありますので服用は控える方が好ましいと言えます。
さらに薬の代謝は肝臓で行われますが肝機能障害など肝臓の働きが弱くなっている人の服用は控えた方がよいでしょう。

フィナステリドと飲み合わせが悪いものは?

ファイナステリドの飲み合わせとして併用すると効果が悪くなってしまったり、効果がなくなってしまう薬や食べ物はありません。
ただ、フィナステリドの効果に変わりはなくても、他の薬に対する影響はわかりません。
そのため、風邪などで処方された薬を飲むときは医師や薬剤師にフィナステリドを服用していることは伝えた方がよいでしょう。
最後に1日の摂取量を守っていれば服用時間やタイミングの規制は一切ありませんが、
万が一の他の薬などとの飲み合わせを考え、他の薬やサプリメントの服用時間をさけて毎日決まった時間に飲むようにしましょう。
フィナステリドは最低でも6ヶ月の服用が必要な薬です。飲み忘れには注意するようにしましょう。