AGA治療の基本!フィナステリドの効果まとめ!

フィナステリドとは?

フィナステリド(finasteride)という名前を聞いたことが無くても「プロペシア」という薬剤名は聞いたことがある方も多いと思います。
フィナステリドは薬の成分名で、プロペシアは商品名です。市場にはプロペシアとして出回っているのでこちらの方がなじみ深いでしょう。
フィナステリドはAGA(男性型脱毛症)の治療薬で抗アンドロゲン(男性ホルモン)剤です。
世界で初めて発売された医師が処方するAGA治療薬です。
医師の処方箋がなくては手に入れることが出来ないため、皮膚科やAGA専門の頭髪外来などを受診しなくてはなりません。
また、基本的には継続して飲まなければならない薬のため、定期的にクリニックを受診する必要があります。

フィナステリドを服用するにはどのくらいの費用がかかるの?

フィナステリド(プロペシア)は1錠当たりの相場は250円です。
どのクリニックもMSD社の純正の商品を購入しているため基本的には単価は同じだと言えます。
計算すると1箱28錠あたりは7000円となりますがクリニックによっても差があり、6000円~8000円程度となっているようです。
中には初回のみ割引を実施しているクリニックもあります。

フィナステリドの効果とは?

フィナステリドを服用することでAGAの原因となる上皮細胞の増殖を抑制するサイトカイン(免疫系の細胞から作られるタンパク質)の合成が阻害されます。
AGAは男性ホルモンが原因というように一般的には言われていますが、正確にはTGF-βというタンパク質が原因なのです。

男性ホルモンの大半はテストステロンという精巣で分泌されるホルモンです、
このテストステロンは2型5αリダクターゼという酵素の働きをうけてジヒドロテストステロン(DHT)2型に変換されます。
ジヒドロテストステロンも男性ホルモンでテストステロンよりも性ホルモンとしての活性が強いと言われています。

このDHT2型は細胞のアンドロゲンレセプターに結合し、その結合体が核へと運び込まれると細胞は先に説明したTGF-βを産生するようになります。
すると、TGF-βはFGF-5という毛の成長を止め、毛の毛周期を退行期へと促すタンパク質に働きかけて毛を脱毛させてしまいます。

簡単に流れを示すと次のようになります。
①(テストステロン+2型5αリダクターゼ)→②(DHT2型)→③(DHT2型+アンドロゲンレセプター)
→ ④結合体が核でのタンパク質を合成するための転写因子となる →④(TGF-βの合成)→⑤(④がFGF-5に伝達)→脱毛

TGF-βを産生するきっかけを作るのは2型5αリダクターゼです。
1型の5αリダクターゼと言う酵素も存在しますが、1型の5αリダクターゼがほとんどの毛の毛乳頭細胞に存在するのに対し、
2型5αリダクターゼは前頭や頭頂部、髭などの毛乳頭細胞に存在しているため、2型が脱毛の原因となっていると考えられ、研究が進められてきました。

フィナステリドはこの2型5αリダクターゼの働きを阻害します。
すると脱毛への流れにおける②のDHT2型が作られなくなるため脱毛を防ぐ事になるのです。

現在はフィナステリドのように2型5αリダクターゼを抑制するAGA治療薬しか開発されていませんが、副作用の懸念があるのは事実です。
現在脱毛における研究が進みたくさんの脱毛因子やそれに対する発毛因子が発見されています。
今後、2型5αリダクターゼをターゲットにする以外の他の因子に働きかける薬剤の開発が期待されます。